不機嫌なモノノケ庵8巻感想〜Part①〜
先週くらいにアニメイトで「不機嫌なモノノケ庵」の8巻と最新刊の9巻、2冊を購入しました。9巻についてるミニ色紙が欲しくって、急いで買いに行きましたよ。
無事ゲット♡
はふぅ、とひと満足してからよしっ!と気合いを入れ直しまして、
芦屋くんと司法さんが表紙の8巻を手に取ったわけです。
今回は第8巻の感想①((もろネタバレ
②もあります。
①はシリアス感想
②はノーマル感想です。
↓↓
モジャがさらわれたところから物語はスタート。
芦屋くんと安倍さんは、隠世の白洲獄(しらすごく)という所にモジャを取り返しにいきます。この白洲獄は、隠世の権力者3人のうちの1人、司法さんが管理する場所です。リアルでいう裁判所みたいなところ。
司法「オレが捕まえたかったんは"芦屋"って人間なん」
猛獣型の司法さんに早々そんなことを言われる。
えっ…ってなる芦屋くん。
罪状は窃盗、らしいが…
安倍「"窃盗"の疑いでもかけて連れてこい…って?そう言ってたか?行政サマは」
えっ…ってなる私。
行政さん出てきた!
安倍さんはもとからお見通しだったよう。
なんと、司法さんが登場して間もないというのに、もう行政さんの登場。てっきり、一人ずつゆっくりくるのかなと思ってました。
バレてるなら仕方ないと白状する司法さん。全て行政さんに頼まれたことだ、と。
「僕が来たのは想定外でしたかイツキ?」
そこに行政さんが突然の登場!!名前だけじゃなくて本人が登場しました。
僕っていう一人称なんだ…。いきなりイメージが違うなぁ、チャラそうな感じだと思ってたよ。ってしょっぱなに思いました。めっちゃ高身長。安倍さんより相当高い(安倍さんは171㌢だから、多分行政さんは190㌢後半の予想)。眉毛が下がりがちで、両目の瞼に縦にラインが引いてあるのがチャームポイントっぽい。
あと、安倍さんは隠世ではみんなにイツキって呼ばれてるんですね。定着してる感。
すぐ後ろの襖から現れたのでみんなびっくり。というか、そもそも行政さんは引きこもりがち(仕事で)らしいので、顔を見せること自体がめずらしいそうで。
そして、この行政さん、なんと、人間嫌いだった。いきなり芦屋くんに食ってかかる。
ここからモードチェンジ。なんとなく重い空気がじわじわ伝わってくる。
行政「芦屋花繪の存在を知ってからずっと…生かすか殺すか考えあぐねていました」
行政さんが人型から妖怪型に化け、禍々しい真っ黒なカラスに。なかなかサイズで、さすがトップクラスの妖怪だけあって、気配(妖怪の力)がものすごく強い。
司法「おまん…息…できんの!?」
※できんの!?→できないの!?((関西風に読み取る
その行政さんの強い気配に耐性がない芦屋くんは、金縛りのようなものにかかり、息が出来なくなってしまう。さすがに安倍さんも焦る。
ここまで焦り、驚いた安倍さんは初めて見たと思う。
安倍「行政」
「戻れ」
安倍さんは行政さんに向き合うと、いつかみたあの光を手にまとい、黒々とした行政さん(妖怪型)を片手で押さえつけた。
芦屋くんも息ができるようになり、行政さんも人型に戻った。
本当にここまでの流れが怒涛で、たった6ページなんだけど、心にズシリとくるものがあった。
行政「芦屋花繪は危険だよ」
行政さんが安倍さんに耳打ちをする。
またしても、だ。この言葉は別の妖怪にも言われたことがあった。
「「芦屋様は危険ですから」」
安倍さんはこの言葉をどう受け取っているんだろうか。一つの鍵となる気がする。
司法「そこまで!」
不穏な空気が立ち込めていた所に
司法さんが仲裁に入る(彼は裁判長的存在なので)。
とりあえず行政さんと安倍さんは別室で話し合い。
部屋に1人残された芦屋くんは一連の流れを振り返り…
ーーもし安倍さんが行政さんに逆らわなかったら
芦屋「オレ…今頃死んでたんだ…」
駆け寄ってきてくれたモジャにも''触れられず"に、そう呟いた。
ただ人間という理由で殺されかける。
今まで物怪庵で出会った妖怪とはまるで違う、真正面からむけられた殺意。
考えただけでも恐ろしく、なにより辛い。芦屋くん的には、今までの頑張り・妖怪に対する想いが全て否定されたような、そんな感覚だったのだと思います。
芦屋くんにとって、行政さんとの出会いは最悪なものとなってしまった…。これからの芦屋くんが心配だなぁ…。
②に続く